はじめに:「ただ寝たい」で産後ケアを使ってもいいの?
「毎日細切れ睡眠で、もう限界…」
「産後ケアって、育児ノイローゼとか母乳トラブルとか、深刻な悩みがある人のためのものでしょ?」
そんなふうに思って、申し込むのをためらっていませんか?
私もずっとそう思っていました。
でも、3人目の産後にはじめて「日帰り(通所型)の産後ケア」を使ってみて、気づいたんです。
「とにかく寝たい」「少しリフレッシュしたい」
——それも立派な利用理由だった、って。
こんにちは、3児のママで看護師のかなえです。
私は1人目・2人目のときは、タイミングや制度の関係で産後ケアを使えませんでした。
そして3人目で、ようやく住んでいる自治体の公費負担つき産後ケアを利用できました。
この記事では、
- 1人目・2人目で使えなかった理由
- 申し込みから当日までの流れ
- 10時〜16時の「ガチ爆睡」タイムスケジュール
- 看護師として感じた、もう一つのメリット
を、包み隠さずお伝えします。
「私なんかが使っていいのかな」と迷っているママの背中を、そっと押せたらうれしいです。
パパが育休を取ってくれている方はこちらの記事も参考にしてみてね👇

1人目・2人目で使えなかった私が、3人目でようやく産後ケアに辿り着くまで
1人目:里帰り先には制度があったのに、タイミングを逃した
1人目は里帰り出産でした。実は里帰り先の自治体には、当時から産後ケアの制度がありました。
でも、慣れない育児で頭がいっぱいで、制度を調べる余裕もないままに。
赤ちゃんが生後2ヶ月のころ里帰りが終了。使える時期を逃していました。
2人目:住んでいる地域に、まだ制度がなかった
2人目のときは、住んでいる自治体でまだ産後ケアの制度が整っていませんでした。
上の子のお世話をしながらの新生児育児。
夫も仕事で、日中はほぼワンオペ。
正直、毎日が限界ギリギリでした。
3人目:ついに公費負担がスタート!「今度こそ使う」と決めた
そして3人目。住んでいる自治体でも公費負担の産後ケアが始まっていました。
「上の2人のときに頼れなかった分、今度こそ使おう」
——そう決めて、産後すぐに情報を集めはじめました。
💡ナースママの視点:制度はここ数年で大きく変わっています
産後ケア事業は、2021年の母子保健法改正で市町村の「努力義務」になり、その後も対象の拡大や利用料の負担軽減が進んできました。
実際に、以前は「育児不安のある産婦」に限っていた対象を「産後ケアを必要とする産婦」に広げたり、利用できる赤ちゃんの月齢を延ばしたりしている自治体もあります(出典:各自治体の公表資料)。
ただし、対象者・利用できる回数・自己負担額は自治体によってかなり違います。
「上の子のときはなかった」「前に調べたら条件が合わなかった」
というママこそ、今のお住まいの市区町村のホームページを一度チェックしてみてくださいね。
日帰り産後ケアを利用するまでの3ステップ
私の場合の流れです。手続きは自治体によって違うので、参考程度に見てくださいね。
まずは市に利用申請をしました。
私が伝えた理由は「休息・リフレッシュしたい」。
深刻な悩みを用意しなくても、申請は通りました。
申請は、市のサイトから電子申請でできました。
新生児を連れて窓口に行かなくていいのは、本当にありがたかったです。
自治体によっては、妊娠中から相談や申請ができるところもありますよ。
※自治体によっては
「家族の支援が受けられない」
「体調不良や育児不安がある」などの条件がある場合もあります。
迷ったら、正直に「休みたい」と相談してみるのがおすすめです。
申請すると、市(担当のセンター)が希望の施設との間で日程を調整してくれて、決まったら連絡が来ます。
自分で施設と何度もやりとりする必要はありません。
私は3人目を出産した産院を選びました。
スタッフさんも院内の雰囲気もわかっているので、安心感が違います。
日程が決まるまで少し時間がかかることもあるので、
使いたいと思ったら早めに申請しておくのがおすすめです。
当日の朝は、上の2人をいつもどおり保育園へ。
それから赤ちゃんと一緒に産院へ向かいました。
【至福の10:00〜16:00】看護師ママの「ガチ爆睡」タイムスケジュール
私が通った産院は受け入れが生後4か月までだったので、その間に日帰り型を3回ほど利用しました。
※利用できる回数や赤ちゃんの月齢は、自治体や施設によって異なります。
10:00 チェックイン&最初に「希望」を伝える
個室に案内されたら、最初にスタッフさんへこう伝えました。
「今日はとにかく休みたいです。次の授乳の目安まで、赤ちゃんを預かってもらえますか?」
ここで希望をはっきり伝えるのが、いちばんのコツだと思います。
遠慮して何も言わないと、せっかくの時間がなんとなく過ぎてしまうかもしれません。
10:15 シャワーを浴びて、即ベッドへ
誰にも呼ばれない、急かされないシャワー。
家だと「泣いてないかな」と耳をすませながら数分で済ませていたので、
それだけで泣きそうなくらいの解放感でした。
そのあとは、持参したアイマスクをつけて即就寝。秒で落ちました。
12:00 温かいランチをゆっくり味わう
誰かが作ってくれた、温かくて栄養のあるご飯。
それを座って、自分のペースで食べられる。
ふだんは子どもの食べこぼしを拾いながら立ったまま食べることも多いので、本当にぜいたくな時間でした。

この日のメニューは、卵黄ののったしらす丼、焼き魚(かぼちゃとアスパラ添え)、豚肉と野菜の卵とじあんかけ、オクラといんげんの和え物、紅白なます、フルーツ、汁物。品数も彩りもこんなに豊かで、トレーが届いた瞬間に思わず写真を撮りました。
13:00 赤ちゃんとご対面&授乳 → また爆睡
授乳の時間になると、助産師さんから内線で呼ばれます。
助産師さんが赤ちゃんを部屋まで連れてきてくれます。
赤ちゃんに授乳して、終わったらナースコールで「お願いします!」。
プロに託して、私はふたたびベッドへ。また秒で眠りました。
授乳のとき、助産師さんが「おっぱいの量が不安なら、授乳の前と後で赤ちゃんの体重を測って、飲んだ量を調べられるよ」と声をかけてくれました。
せっかくなので測ってもらうと、しっかり出ていてひと安心。
3人目でも、母乳が足りているかはやっぱり気になるもの。
数字で確かめられるのは、家ではなかなかできないことです。
15:00 おやつタイムでひと息
5時ごろには、おやつまで出してもらえました。
この日はベリーソースのかかったチーズタルトと温かいお茶。

これがまた美味しくて…!
温かい飲み物を冷める前に飲みきれるのも、家ではなかなかできないことですよね。
16:00 退室・お支払い
しっかり眠って、頭もすっきり。
保育園のお迎えにも余裕で間に合いました。
自己負担は1回3,000円ほどでした。
自治体の補助があるので、この金額で6時間ゆっくり休めたのは、正直かなりお得に感じました。
※自己負担額は自治体や施設、世帯の状況によって異なります。
家に帰ってからも、「今日はゆっくり休めたな」という満足感が続いていて、
上の子たちにも夫にも、いつもより優しくできた気がします(笑)。
ママが少し回復するだけで、家の空気って変わるものですね。
【1人目・2人目のママへ】看護師として感じた、産後ケアのもう一つのメリット
日ごろの「ちょっとした疑問・不安」をプロに聞ける場所
3人目だった私は、今回はリフレッシュに全振りしました。
でも、もしあなたが1人目・2人目の育児中なら、産後ケアは「プロに直接相談できる絶好の機会」でもあります。
- 母乳やミルクの量、これで足りてる?
- 赤ちゃんの睡眠リズム、これって普通?
- おむつかぶれ、どうケアすればいい?
- 発達のこと、ちょっと気になる…
ネットで調べると、情報が多すぎて余計に不安になることってありますよね。
看護師や助産師に「これって普通ですか?」と目の前で聞けるのは、本当に心強いことです。
看護師の私でも、自分の子のこととなると不安になります。
だからこそ、「こんなこと聞いていいのかな」と思うような小さなことほど、遠慮せず聞いてみてほしいです。
これから産後ケアを使うママへ:持ち物とアドバイス
あると便利な持ち物
- アイマスク:日中の個室でも、暗くしてぐっすり眠るための私的マスト装備
- スマホの充電器:寝る前や授乳の合間にスマホを見ていると、意外と電池が減ります
- 着圧ソックス:産後のむくみケアに。寝ている間に足がすっきりします
※持ち物は施設によって違うので、予約時に確認してくださいね。
アドバイス:「これくらいで甘えちゃダメ」と思わなくて大丈夫
「みんな頑張ってるのに」
「もっと大変な人がいるのに」
——そう思って、自分を後回しにしていませんか?
でも、ママがしっかり休んで笑顔でいられることは、家族みんなにとっても大切なこと。
プロの手を借りるのは、甘えではなく、上手な頼り方だと私は思います。
まとめ:産後ケアは、ママが休むための大事な選択肢
- 産後ケアは「深刻な悩みがある人だけ」のものではない(※条件は自治体によって異なる)
- 私の場合は「休みたい」という理由で申請し、日帰りで利用できた
- 当日は最初に「休みたい」と希望を伝えるのがコツ
- 1人目・2人目のママは、育児の不安をプロに相談できるチャンスでもある
- 制度はここ数年で変わっているので、まずはお住まいの市区町村のホームページをチェック!
産後ケアは、ママのぜいたくではありません。
心と体を回復させて、また子どもと笑って向き合うための、大事な選択肢です。
「上の子のときは頼れなかった」私だからこそ、今まさに限界のあなたに伝えたいです。
どうか、ひとりで頑張りすぎないでくださいね。
※本記事は筆者個人の体験と、自治体の公表情報をもとに書いています。利用条件・料金・手続きはお住まいの自治体によって異なるため、必ず各自治体の最新情報をご確認ください。


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