産褥期とは出産後6〜8週間の期間のことで、妊娠で大きくなった子宮が元の大きさに戻るまでの期間のことです。この期間は女性の体や心の変化が大きく、とくにサポートが必要な時期になります。
かなえママ初めまして!
赤ちゃんのご誕生おめでとうございます
3児ママナース かなえです
ママと赤ちゃんが退院してから必要なサポートを確認しましょう!
産褥期(産後6〜8週間)のママは交通事故レベルのダメージを受けています
このリストで、パパができる最高のサポートを実践しましょう!
🏥 ママの体調管理サポート
産後の体のダメージを理解する
- 子宮に20〜30cm大の傷(悪露が6〜8週間続く)
- 会陰切開・帝王切開の傷の痛み
- 骨盤・腰へのダメージ
- 慢性的な睡眠不足
パパができること:
- 重いものは絶対に持たせない
- 家事で動き回らせない
- 体調の変化を毎日確認(悪露の量、傷の痛みなど)
- 異常を感じたらすぐ病院へ
🌙 最優先ミッション:ママの睡眠を確保する
夜間授乳サポート(必須!)
産後のママは3時間おきの授乳で連続睡眠がとれません。パパが代われば6〜9時間の睡眠を確保できます。
具体的なやり方:
- 授乳スケジュール例: 19時 → 22時 → 1時 → 4時 → 7時
- パパが担当: 1時か4時、または両方でもOK
- 準備するもの: ミルク or 搾乳した母乳、哺乳瓶
- 効果: ママは22時〜4時(6時間)、または1時〜7時(6時間)連続して眠れる!
💡 ポイント: これだけで産後うつやマタニティブルーズの予防に大きく貢献できます
うちも一番助かったのは
「夜中の授乳1回を代わってくれたこと」



泣きそうなくらいありがたかったです。
🏠 家事は100%パパが担当(産後3週間)
ママは「育児以外は寝かせる」が鉄則。
20〜30cmの傷が子宮にある状態で、安静が最優先です。
毎日の家事チェックリスト
食事
- 朝・昼・夕の3食を準備
- 栄養重視メニュー: 鉄分(レバー、ほうれん草)、タンパク質(肉、魚、卵、豆腐)
- 水分2L以上を用意: 母乳は1日800ml(血液が原料)なので水分必須
- 温かい汁物を毎食添える
- 食器の片付け
掃除
- 掃除機がけ(週2〜3回)
- トイレ掃除
- お風呂掃除
- ゴミ出し
- 赤ちゃんの衣類、布類の洗濯
洗濯
- 毎日の洗濯(赤ちゃんの服は汚れやすい)
- 赤ちゃんの服は無添加洗剤などを使う
- 洗濯物を干す・取り込む・たたむ・しまう
- 赤ちゃんの肌着は特に丁寧に
買い物
- 食材の買い出し
- オムツ、ミルクなど消耗品の補充
- ママの要望をこまめに確認
パパが準備しておくと喜ばれる“すぐ食べられる神ごはん”
- 具沢山味噌汁
- 冷凍弁当
- おにぎり
- 茹で卵
- パックご飯
- スープストックのレトルト
👶 育児の実践サポート(パパが赤ちゃんのメイン担当に!)
🎯 重要な考え方:役割分担で家族全体がハッピーに
パパ → 赤ちゃん担当 / ママ → 上の子担当
この役割分担には3つのメリットがあります:
- ✅赤ちゃんがパパに懐く → パパの育児参加がスムーズに
- ✅上の子の赤ちゃん返りが少なくなる → 上の子の自己肯定感が下がらない
- ✅上の子が赤ちゃんを可愛がる→家族全員ハッピー
赤ちゃんのお世話(パパが完璧にできるように!)
オムツ交換
- 授乳前後のオムツチェック
- 夜間のオムツ交換(授乳担当時)
- オムツかぶれのチェックと保湿
- オムツの在庫管理と購入
- 💡 ママに聞かずに自分で判断できるレベルを目指す
沐浴・お風呂
- 沐浴の準備(お湯の温度確認38〜40℃)
- 赤ちゃんを洗う(一連の流れを習得)
- 沐浴後の保湿ケア
- 着替えまで完結させる
- 使ったタオル類の洗濯
- 💡 ママなしで完結できることが目標
授乳(ミルク・搾乳)
- ミルクの作り方を完璧にマスター(温度・量)
- 搾乳した母乳の温め方
- 授乳のタイミング管理
- 哺乳瓶の消毒
- 💡 特に夜間授乳を積極的に担当する
寝かしつけ
- 抱っこでの寝かしつけ(パパの得意技に!)
- げっぷ出し
- 夜泣き対応(ママを起こさず対応)
- 赤ちゃんの寝る場所の環境整備
- 💡 「赤ちゃんのことはパパ」という信頼関係を築く
👧👦 上の子のケアはママが担当(大切な役割分担)
産後のママにとって、赤ちゃんの24時間体制のお世話(授乳・オムツ・寝かしつけ)は体に大きな負担がかかります。パパが赤ちゃんのお世話を完璧に担当することで、ママは上の子に愛情を伝える時間を持つことができます。
ママと上の子の大切な時間
パパが赤ちゃんを見ている間、ママは上の子とこんな時間を過ごせます:
- 一緒に絵本を読む(膝の上に座って、ゆっくりと)
- 出産前のように手遊びをする(いつもの手遊び歌を一緒に)
- 抱きしめて「大好きだよ」と伝える
- 上の子の話をじっくり聞く(赤ちゃんに中断されずに)
- 一緒にお昼寝をする(二人だけの時間)
- 「ママはあなたのママでもあるんだよ」と言葉で伝える
💡 1〜2歳の上の子は走り回ることもあるので、体力的に楽なわけではありません。でも、「赤ちゃんが生まれてもあなたへの愛は変わらない」ということを、ママが寄り添って伝えることが何より大切です。
上の子の赤ちゃん返り予防のポイント
- 「お兄ちゃん/お姉ちゃんだから我慢して」は絶対に言わない
- 上の子が甘えてきたら、しっかり受け止める
- 赤ちゃんのお世話で忙しくても、上の子の名前を呼んで目を見て話す
- 上の子の「できたこと」を褒める(赤ちゃんと比較しない)
パパが赤ちゃんのお世話を完璧にできるメリット
✅ ママが上の子に愛情を伝える時間を持てる
✅ 上の子は「ママを取られた」感が少なくなる
✅ 赤ちゃんがパパに懐いて、長期的な育児分担がスムーズ
✅ 家族全体がハッピーになる!
💡 3児ママナースからのアドバイス: 「パパが赤ちゃん担当、ママが上の子担当」この役割分担が、第二子以降の子育てで家族がうまくいく秘訣です。上の子への愛情表現が、赤ちゃん返りを防ぎ、家族の絆を深めます。
ホルモンバランスは「ジェットコースター状態」
産後のママは女性ホルモンが急降下し、泣いたり怒ったりの感情の波が激しくなります(ガルガル期)。
パパがすべきこと:
- 「性格が変わった」と思わず、ホルモンの影響と理解する
- 優しく接する、否定しない
- 話を聞く(解決策より共感を)
- イライラしていても受け止める
パパが言ってはいけない言葉
- 「なんで泣いてるの?」
- 「気にしすぎじゃない?」
- 「俺だって寝てない」
代わりに言ってほしい
- 「しんどいね。俺がいるよ」
- 「大丈夫。ゆっくりしてて」
- 「いつもありがとう」
⚠️ 注意: マタニティブルーズは一時的ですが、長引く場合は産後うつの可能性も。気になったら医療機関へ相談を。
ママの「一人時間」を意識して作ってあげる
生後1〜3ヶ月のママは“心の体力”が底になりやすい
- 寝不足
- ホルモン変動
- ずっと赤ちゃんと二人きりの孤独感
- 「ちゃんとできてない気がする」自責感
この状態では、15分の休憩でも天国レベルに回復します。
📅 時期別サポートの重点ポイント
産後0〜3週間(超重要期)
- ママ: 育児以外は寝かせる
- パパ: 家事100%担当 + 夜間授乳サポート
- 目標: ママの体力回復を最優先
産後4〜8週間
- ママ: 少しずつ家事に復帰(無理は禁物)
- パパ: 引き続き家事の主担当 + 育児分担
- 目標: ママのペースで日常生活へ
産後2ヶ月以降
- ママ: 徐々に体調が戻る
- パパ: 育児・家事を夫婦で分担
- 目標: 新しい生活リズムの確立
✅ パパの心構え
- ▶︎ 「手伝う」ではなく「自分の役割」として家事・育児をする
- ▶︎ ママに指示を仰ぐのではなく、自分で考えて動く
- ▶︎ 「やっておいたよ」アピールより、黙ってやる方がカッコいい
- ▶︎ 完璧じゃなくてOK。80点の家事でも十分助かる
- ▶︎ 二人で赤ちゃんを育てているチーム意識を持つ
🎯 これだけは絶対やろう! TOP3
- 赤ちゃんのお世話をパパが完璧にマスターする(ママなしで完結できるレベルに)
- 夜間授乳を積極的に代わる(睡眠確保が最重要)
- 家事は全部引き受ける(最低3週間)
💡 第二子以降のパパへ特別アドバイス
上の子のケアはママに任せて、パパは赤ちゃんのスペシャリストになろう!
- 赤ちゃんがパパに懐く
- 上の子の赤ちゃん返りが少なくなる
- ママが上の子に寄り添える
- → 家族全員がハッピー!
産後のサポートは、ママと赤ちゃんの健康、そして家族の幸せな未来につながります。
パパの頑張りが、ママの笑顔を作ります!



💪 がんばれ、育休パパ!
あなたは家族のヒーローです!


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